シラバス詳細

タイトル「2025年度シラバス」、カテゴリ「経済経営学類」

科目情報

科目名

環境経済学

講義名

環境経済学

クラス

 

担当教員

沼田 大輔

実務経験のある教員による講義
学年

3年、4年

キャンパス区分

金谷川キャンパス

開講学期

前期

開講時期

(前期)

曜日・時限

水2

科目種別

通常講義(学類)

科目区分

自由領域科目(学類)

単位区分

自由

単位数

2

準備事項

備考

特修プログラム

教育目標との関係(DPポイント配分)

経済経営学類 経済経営学類 経済学と経営学の知識
%
エビデンスにもとづいて論理的に思考する力
%
フィールドを通じて社会の課題に主体的に取り組む力
%
グローバルに思考し実践に進む力
%
キャリアを見据えて自立し協働する力
%

授業方法

講義

講義情報

授業概要とねらい

環境経済学は、環境問題を克服すべく、環境に優しい社会のあり方を考え、そのような状態に導く社会の仕組みを、経済学の観点から提起する学問です。この授業では、この環境経済学を、毎日の生活から出るごみ・廃棄物を主な例として取り上げて、学びます。

単位認定基準

・ 環境経済学の概要を把握した。
・ 環境経済学の考え方を、基礎的な経済理論をもとに把握した。
・ ごみ・廃棄物を例に環境経済学を理解した。

授業計画

第 1回 イントロダクション
第 2回 廃棄物に関する事情
第 3回 廃棄物とは・廃棄物量の状況
第 4回 廃棄物の内訳、収集処理処分状況
第 5回 啓発、3Rの概要
第 6回 容器包装リサイクル法、拡大生産者責任
第 7回 容器包装リサイクル法2、拡大生産者責任の経済学的意義
第 8回 プラスチック事情、散乱ごみ、プラ新法、レジ袋
第 9回 家電・自動車リサイクル
第10回 レジ袋有料化、ごみ袋有料化
第11回 産業廃棄物税、森林環境税
第12回 店頭回収、デポジット制度 
第13回 リユース、マイ容器・マイボトル
第14回  除染廃棄物
第15回 環境に関する仕事(※ キャリア形成論と合同)

授業計画(週形式)

教材・教科書

空所があいたレジュメを、授業中に配布します。空所は、授業でパワーポイントで示します。受講生はそれを書きとっていきながら、学びます。

参考図書

・ 有村俊秀・日引聡 (2023) 『入門 環境経済学 新版』 中公新書 (図書館所蔵)
・ 大沼あゆみ・柘植隆宏 (2021) 『環境経済学の第一歩』 有斐閣 (図書館所蔵)
・ 栗山浩一・馬奈木俊介 (2020) 『環境経済学をつかむ 第4版』 有斐閣 (図書館所蔵)
・ 一方井誠治 (2018) 『コアテキスト 環境経済学』 新世社
・ 沼田大輔 (2014) 『デポジット制度の環境経済学 : 循環型社会の実現に向けて』 勁草書房 (図書館所蔵)

参考URL

授業において適宜紹介します。

授業外の学修、及び必要な学修時間

・ 授業の内容を理解し、頭に入れること。
・ 授業で示した宿題を繰り返し解くこと。
・ 参考図書の該当箇所を読むことをお勧めします。
・ 単位制に基づき、少なくとも60 時間の授業外学修時間を必要とします。

成績評価の方法

期末試験(70%)、適宜行う授業内容などに関する問への回答状況(30%)で、基本的に評価します。

成績評価の基準

S: 単位認定基準を満たし、かつ全ての項目で優秀な学修成果をあげた(90-100点)
A: 単位認定基準を満たし、かつ多くの項目で優秀な学修成果をあげた(80-89点)
B: 単位認定基準を満たし、かついくつかの項目で優秀な学修成果をあげた(70-79点)
C: 単位認定基準を満たす最低限の学修成果をあげた(60-69点)
F: 単位認定基準の学修成果をあげられなかった。(-59点)

オフィスアワー

授業への質問・意見・相談などを、授業時間外で希望する受講生は、授業後もしくは電子メール等でその旨を申し出てください。お互いの都合を調整して、授業以外の日時も含めて対応します。

授業改善・工夫

・できるだけ、図を用いて、イメージを理解してもらえるように努めます。
・実際の状況等をできるだけ紹介し、理論的なイメージと照らし合わせられるように努めます。
・授業で出した宿題について、皆さんの回答結果を踏まえつつ、解説します。

留意点・注意事項

授業で簡潔に説明しますが、基礎的なミクロ経済学の理論(需要・供給・余剰)の理解があると、取り組みやすいと思います。

教員の実務経験の有無